12月の若竹通信

インフルエンザと発表会

 今年は冬よりも早くインフルエンザがやってきました。11月中旬からどんどん感染者が増え、年少さんは学年閉鎖になってしまいました。年中さん、年長さんも感染防止のために発表会の練習が難しい日が続いています。

 ということで、発表会当日はお子様方の歌などに間違いが多いかも知れませんが、大目に見て頂ければ幸いです。練習の時に一生懸命やるのはもちろん大事なことなのですが、私としては「間違えても良いから元気にやろう」「にこにこと楽しくやろう」の精神で、卒園した後も楽しい思い出になるような発表会にしたいと考えています。

落ち葉

 落ち葉の季節です。最初はサクラ。サクラの葉が減ったと思ったらカキとウメ。その後には掃除が最も大変なイチョウがまっています。朝、園児さんが登園してくる前に、砂地にある落ち葉は掃除し、人工芝にある落ち葉は山にしておきます。

 園児さん達は落ち葉が大好きで、きれいな落ち葉を探したり、落ち葉で仮面を作ったりなど、いろいろな遊びを作り上げます。なかでも園児さん達の最も好きなのは、たくさんの落ち葉を集め、それを天に向かって放り上げることです。頭の上にも、肩にも落ち葉が乗っかり本当に嬉しそうに笑います。砂地の落ち葉でこれをやると髪の毛の中まで砂だらけになってしまうので、砂地の葉は捨ててしまうのです。

 落ち葉に限らず、園庭の樹木や植物は園児さん達の経験を豊かにする機会をたくさん与えてくれますが、園庭の樹木の維持には結構お金がかかります。そこで、昨年度からは東京都の「とうきょう すくわくプログラム推進事業補助金」の一部を当てさせて頂いています。ありがとうございます。

ふれあい動物園

 1118日の園庭はふれあい動物園でした。動物たちは飼育員さんに連れられ、茨城県から車に乗ってやってきます。朝7時半頃から準備が始まり、園児さん達が登園してくる頃にはすっかり「ふれあい動物園」のできあがり。

 園児さん達は学年ごとに順番で動物園を楽しみました。まず、飼育員さんから動物に触るときの注意を聞き、それぞれ自分の好きな動物とふれあい、ポニーに乗って写真を撮りました。ウサギなどにご家庭から持ってきた野菜をあげたり、だっこしたりであっという間に時間が過ぎてしまったことと思います。

 楽しかったふれあい動物園の思い出が消えないうちに、園児さん達は絵を描きました。各学年の教室にはたくさんの動物と楽しそうな園児さんの描かれた絵が飾られています。

絵本紹介  くわのみ書房(tel&fax047(5642)6146)那須庸仁 

サンタさん(長尾玲子作、福音館書店2020年10月発行)

 サンタさんが生き生きと動き回る絵本です。驚いたことに、絵はすべて刺しゅうで描かれています。

 サンタさんが羊の毛を刈るところからお話が始まります。毛を洗って干して、ほぐして紡いで、長い毛糸をたくさん作ります。

 緑色に染めてマフラーを編み始めました。はなちゃんのマフラーです。サンタさんは長い時間、そして遠い道のりをかけて、はなちゃんにマフラーを届けます。

 

 メリークリスマス!