3月の若竹通信

卒園

 立春を過ぎ、暖かい日があり、春一番も吹きました。北風の中で心待ちにしていた梅もいつの間にか満開をすぎ、桜にバトンタッチです。チューリップの球根から出た芽も大きくなってきました。

 年長さんが卒園する日が近づいてきました。朝、年長さんが登園してくる姿を見ると、年少さんの頃の様子が思い浮かぶことがあります。ママと離れられなくて泣いている子がいました。朝の体操の時間になっても遊具から離れない子がいました。お遊戯が嫌で座り込んでいる子がいました。おむつの子もいました。

 園長にとっては、ついこの間のことですが、年長さんにしてみれば、そんな昔のことを言われてもなぁ、といったところでしょう。明日からすぐに小学生でも大丈夫だよ、と言わんばかりに、元気いっぱい日々の活動に取り組んでいます。

年少さんの自画像

 年少さんの教室に、子ども達の自画像が掲示されています。画用紙に、クレヨンで描かれた上半身と手が貼られています。

 自画像の顔つきを見ると、まだしっかりと目鼻立ちが描けているわけではないのですが、何となく作者を思い起こさせるところがあります。どこが、といわれると良くわからないので、単に思い込みかもしれませんが、楽しくなります。

 手は、色画用紙を手の形に切り抜いたものを2枚、思い思いの形にして貼ってあります。指を曲げてピースやハートを作っている手もあれば、いっぱいに手を開いて万歳しているものもあります。

 写真も良いですが、子ども達が描いた自画像は年少さん時代の良い思い出になることでしょう。

年中さんの歌

 年中さんはいろいろな面で成長が著しいですが、歌を聴いていると特にそう思います。年少さんは自分が歌うのに一生懸命で、合唱と言っても、それぞれが自分の歌を歌っているようです。ですが、年中も終わりに近づくと、伴奏の音、周りの声を聞き、合わせることができるようになってきます。みんなの声が一つの合唱になって聞こえます。

 少し大げさに言えば、協調性が育ってきている、という事だと思います。自分以外にも自分と同じように歌ったり、遊んだり、先生に甘えたりする人がいるということの理解が進んできたのでしょう。

絵本紹介  くわのみ書房(tel&fax047(5642)6146)那須庸仁 

はるのにわで(澤口たまみ 文、米林宏昌 絵、福音館書店2022年3月発行)

 命が輝く春の庭を描きました。生きる喜びが伝わる絵本です。

 季節は春。朝のやさしい陽の光が庭に射し込みます。

 あまがえる、まるはなばち、こもりぐも、あめんぼ。そこで暮らす生き物たちが動き始めます。

 広々とした庭でなくても、そこは自然の豊かさに溢れ、魅力たっぷり。色鮮やかな世界が広がり、踊り出したくなるほど気持ちが高まります。